塔 3. タワーの種類
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3.タワーの種類
タワーは壱式、参式のように、いくつかの型があるので、これを紹介する。なお、私の感覚では、タワーはL字か上下逆のL字かではなく、段差の種類で組み方が大きく変わってくる気がするので、段差の種類で大きく分類することにする。
3.1. 段差1,2
発火側から数えて、段差数が1段、2段の順になっているものを紹介する。左から発火する。2連鎖目の連結は下図の関係にある。
・壱式
上下逆L字土台。1層目が左右に分かれているものを言う。この形からデスタワーは始まった。多分。
この型はちょっと足りないぐらいまで完成してしまえば、下図のように1段ぐらいのお邪魔が送られても壱式の左の上の部分から発火出来る、潰し耐性のある形であるとされた。
しかし、下図のような黄色の入れ方をしても一応壱式と呼ばれるが、この形は潰し耐性はないことが多い。下図の形は壱式と呼ばない人もいるかも。
この型の場合、各層の呼び方はどうなるのか私はよく知らない。
・弐式
L字土台。基本的にタワーとしては劣る形。稀に、上部からのちぎりで、弐式にしてでも土台完成を優先させた方が良い場合がある。
なお、ぷよm@sでは下図のような形を弐式として紹介されていたが、この形は基本的に底上げ弐式と呼ばれる。
・参式
上下逆L字土台。土台の左下、真ん中上、右下を同じ色で組んだ形。強い。
3.2. 段差1,1
発火側から数えて、段差数が1段、1段の順になっているものを紹介する。右から発火する。2連鎖目の連結は下図の関係にある。
・四式
上下逆L字土台。下図のような形。この型はタワー勢よりも中央不定形勢が使うことが多い。四式自体のタワーの効率としては後述する五式よりも劣る。しかし、実際には参式と四式をどっちも見られる組み方をし、配ぷよによってより効率よく組める方にするため、一概に四式が弱いとは言えない。ただし、タワー初手では多くのタワー勢が四式を組まずに五式を組んでいる。四式だとAが偏った場合などにつらい。
・五式(伍式)
L字土台。AAABで組まれる。
余談だが、五式は伍式と呼ぶ人も多い。しかし、同じ段差の関係にある四式を肆式とせずに、五式は旧字体として、四式だけ新字体とするのは私にはちょっと不思議である。
3.3. 縦3
下図のような形を縦3タワーと呼ぶ。土台が縦に3連結しているため、このように呼ばれる。
3.4. その他のタワー
タワー勢が通常組むタワーは3.1節、3.2節で紹介したものがすべてである。しかし、タワー勢は初手でネクスト判断をしているが、これに失敗したときに下図(これを基本図とする。ただし、赤=A, 黄=B, 緑=C)のような形から特殊な形のタワーを組むこともある。(ABCDから組む人もいる)
・横3
以下のような2連鎖マルチを横3タワーと呼ぶ。ヘルファイア勢がデス平屋と呼んでいるものはこれかもしれないが、よく知らない。基本図からBCADB+C以外と来た場合などに組まれる。
・それ以外
配ぷよによって、五式(BBCAなど)や底上げ弐式(CDBCなど)などに組む場合もある。底上げ弐式のような名称については、つぎの節で扱う。
3.5. 修飾子
3.1節~3.3節で述べた壱式、縦3のようなものを型修飾子とすれば、位置修飾子、向き修飾子、底上げ修飾子と呼べるものも存在する。なお、型修飾子、位置修飾子、向き修飾子、底上げ修飾子という呼び名はここだけの呼び名である。
・向き修飾子
逆:通常とは逆向きのタワーを言う。
順:逆向きのタワーを逆タワーと言うのに対し、通常のタワーは順タワーと呼ばれる。しかし、順はほとんどの場合省略される。
・位置修飾子
ずらし:通常のタワーを発火点側に一つずらしたタワーを言う。複数つけることも可能である。
端:タワーを発火点とは逆方向に一つずらしたタワーを言う。しかし、この修飾子は特殊で、端が付いた場合の向きはどちらが通常か定められていない。狭義には、端の場合には逆が基本となり、通常の向きのタワーを逆タワーとするというものもある。これは、端タワーが千早式からのタワー移行で組まれる場合がほとんどであるからである。
・底上げ修飾子
底上げ:土台を2,3段目に作るタワーを言う。
タワーの呼び名は以下のように定められる。
[向き修飾子][位置修飾子][底上げ修飾子][型修飾子]タワー
下図のようなタワーは、「逆ずらしずらし参式タワー」となる。
(向き修飾子、)位置修飾子が付かないタワーを正位置のタワーと呼ぶことがある。